邪気退散とグレイモヤ不発弾

不具合がなければ今日は第7回でした。(愚痴)

 

 

 

うっかり自動保存がONの状態で全消去されてしまってもめげません。くちるです、どうも!

 

今回ご紹介するのは《グレイモヤ不発弾》です。

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こちらは2009年に生まれたカードで、最新の採録が2012年発売のDUELIST EDITION Volume 4 なので新テキストのカードが存在しません。

なのでまぁ、いつも通り適当に翻訳しますよ。

(1)フィールド上の攻撃表示のモンスター2体を対象にして発動する。対象のモンスターがフィールドを離れた時、このカードは破壊される。このカードが破壊された時、対象のモンスターを全て破壊する。

大体こんな感じですかね、フィールドの攻撃表示のモンスター2体を運命共同体にすることができます。実質結婚です。

当然、フィールド上のと書いてあるので自分のモンスターでも相手のモンスターでも対象に取れます。自分のモンスターを対象に取るとディスアドに見えるかもしれませんがこれはかなり広範囲にいろんな使い方ができるということになります。では使用例を上げてみましょうか。

1.魔法罠破壊に合わせる

まぁ基本の使い方ですね。相手が裏側のこのカードを破壊する効果を発動した時にチェーン発動することで相手のモンスターを2体(自分のモンスターを巻き込めば1体でも)、処理することができます。

これはどんなデッキでもほぼ全部できると思うんですけどその中でも使いやすいのはやはり【AF】や【魔界劇団】だと思います。また、伏せが多くなりやすい【バージェストマ】なんかだと墓地のバジェを蘇生するトリガーにしたりもできるので比較的便利だと思いますね。

2.セルフバウンス

これは随分懐かしい響き。DT全盛期に流行ったセルフバウンスと合わせるコンボです。

というのも、《グレイモヤ不発弾》は対象に取ったモンスターの片方でもフィールドを離れればもう片方は爆☆散します。

なので片方を自分のモンスター(なるべくcip効果を使い終わったモンスターやフィールドを離れた時に効果を発動するモンスターがオススメですね。)にし、バウンスすることで相手のモンスターを1体道ずれにすることができます。

これは、《獣神ヴァルカン》なんかは最適性ですね。images-3

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。(1)このカードがS召喚に成功した場合、自分及び相手フィールドの表側表示のカードを1枚づつ対象として発動する。その自分及び相手の表側表示のカードを手札に戻す。このターン、自分はこの効果で手札に戻したカード及びそれらの同名カードの効果を発動できない。

手順としては以下の通りですね。

①まず《獣神ヴァルカン》をS召喚し、自分のカードの対象をヴァルカン自身にします。

②そして、ヴァルカンの効果にチェーンして《グレイモヤ不発弾》を発動し、対象の片方をヴァルカンにします。

③ヴァルカンの効果が解決し、ヴァルカンがデッキに戻ると同時に不発弾は破壊され、相手のカードを2枚除去することができます。

 

また、不発弾で対象にしたモンスターをセピュロスやジェネクスバードマンでバウンスする手もあります。

これらはバウンスがコストなので発動さえすれば効果を無効にされても不発弾が破壊され相手のモンスターを破壊することができます。

また、《亜空間物質転送装置》や《ディメンション・ゲート》等で一時的に場から離す手もありますね。こちらはバウンスと違ってモンスターの消費が実質ゼロなのでアドが稼ぎやすいです。

《ゼンマイ・ラビット》なんかは自身で場を離れられるので消費をさらに削れます。

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なかなかこの手のカードは紹介し始めるとキリがないので次に行きます。

というかウサギのカードは大体相性がいい気がします

 

3.片方を戦闘破壊する

これが1番ポピュラーな使い方なのではないでしょうか。

相手の場の戦闘破壊しやすそうな低ステータスのモンスターを対象にし、もう片方を一緒に破壊する方法です。

これにより相手の高打点モンスターや戦闘破壊耐性持ちを比較的簡単に処理できます。

これはガメシエルやサタンクロースが相性がよく、使いやすいです。

※ただし、サタンクロースは守備表示で特殊召喚されるので、注意。不発弾は攻撃表示のモンスターしか対象に取れません。

また、この方法も片方を自分のモンスターにするプレイングがあります。

《ダイガスタ・スフィアード》や《天空の聖域》、《スピリット・バリア》等で戦闘ダメージを無効化しながらリクルーターで自爆特攻する時にこのカードを合わせることで相手の厄介なシステムモンスター(閃光の追放者や結界像など)を処理できます。

さらに、全く逆でもアドを取れる時があります。

4.導火線を増やす

私が個人的に名付けてる通称『爆弾モンスター』と言われるもの。

Pigをトリガーとして相手の場(または互いの場)を全焼させるモンスターの総称です。

これらの導火線としてこのカードを使う方法があります。これらのモンスターは総じてステータスが高く、破壊という方法で処理されることがありません。

ですが他のモンスターをトリガーとすることでリセット能力の発動率を高め、同時にモンスターに対する除去効果を牽制することができます。

例えとして逆位置の《アルカナフォース THE DARK RULER》を出しておきましょう。

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こいつも古いテキストしかないんですけど有名なんで察してください。

アルカナフォースは共通効果でコイントスの裏表で効果が変わるんですがこいつは表の効果が(次のターン終了時まで守備表示になる代わりに)2回攻撃できる効果、そして裏の効果が自身が破壊される時にフィールドのカードを全て破壊する強制効果という単純にして強力なリセット能力を抱えています。

このモンスターと相手の低級モンスター(ランク1などですぐにリンク素材になりそうなモンスターなど)を不発弾で結んであげます。ご結婚おめでとうございます。

そうすることでその低級モンスターは以下の効果を得ます。

(1)このモンスターがフィールドを離れた時に発動する。フィールド上の全てのカードを破壊する。

私、興味ないんであんまり知らないんですけどアスラピスク辺りで早い段階で用意できたら【たんぽぽサンバ】なんかは止まるんじゃないですかね?

多分先攻必須ですけど、あーあ、やっぱり遊戯王の環境帯は先攻ゲーなんですね。

 

 

さて、そんなことは置いておいて、本題に入りましょう。え?単体で充分強いし邪気退散は蛇足じゃないかって?とんでもありません。

不発弾と組み合わせて相手ターンにフリーチェーンで2アド以上取れるのは現状こいつくらいですよ。

というのも、サイクロンやツイツイは組み合わせるほど元の性能より弱くなるので論外、ダブサイも悪くないですが素の性能の期待値が低いです。そして全体除去系のカードでフリーチェーンで打てるカードはハーピィの羽根帚だけなので自分のカードを巻き込めるカードにはフリーチェーンのカードは存在しないんです。

元の性能を落とさず、仕事をできるので、それぞれが片方だけ残ってしまっても仕事をする機会があるので腐りにくいのです。

具体的な組み合わせ例ですと邪気退散に不発弾をチェーンすることでコスト無しのゴッドバードアタックみたいな使い方ができます。カテゴリの縛りがないカードでこの性能ですから中々のもんですよ。

そして2回目あたりでも言いましたが邪気退散は蘇生系の永続罠が相手の場合は神の警告のような動きもできるので、相手の妨害と盤面破壊を両立できる訳です。

なんなんだこいつは。

改めて邪気退散というカードがいかにパワーカードであるかを(自分が)再確認したところで今日の記事は終わろうと思います。

長かったですか?

不具合がなければもうちょっと短かった気もします。

さて、ボロボロのメンタルもいい加減修復しつつ次回はちょろっと名前が出てた《ディメンション・ゲート》について説明したいと思います。これも私のお気に入りなので張り切りますよ!

第7回の『邪気退散とディメンション・ゲート』でお会いしましょう。

合言葉は『邪気退散は入れ得』です!

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