また会いましたね、くちるです!
前回邪気退散というカードについて軽く説明をしました。改めて再確認を……え、いらない?あ、そう。
では今回はタイトル通り通称リビデこと《リビングデッドの呼び声》との相性ですね。これを見ていきたいと思います。
まず、《リビングデッドの呼び声》の説明は……いりませんよね?デュエリストの皆様なら1度は目にしたことがあるような超有名永続罠です。
こちらですね。墓地のモンスターを対象に発動し、そのモンスターをこのカードが表側で存在する限り蘇生するカードです。
実は一見関係のなさそうなこのカードですが、邪気退散とは切っても切れない関係にあるのです。
1.相手が《リビングデッドの呼び声》を発動した場合
まずは従来通り相手にした時の相性です。このカードは先に対象を取り、そのモンスターを蘇生します。
つまり邪気退散は後出しで発動できるのです。この関係により、蘇生対象を確認し、蘇生させたくないモンスターなら発動、そうでない時は一時スルーなどといったプレイングができ……
ちょっと待った!そんな簡単な話ではありません。これはルールに則った完封を決めることができるのです。
まず状況を整理しましょう。例えば相手が墓地の《大天使 クリスティア》を対象に《リビングデッドの呼び声》を発動したとしましょう。これがチェーン1です。
このままではメタゲームの御曹司とも言えるクリスティアが蘇生されてしまいます。ではここに後出しで《邪気退散》を発動しましょう。
すると?《邪気退散》はチェーン2で発動されるので、リビデが効果を適用する前にリビデを破壊できるのです。
え?意味あるの?と思った方はまだまだコンマイ語の勉強が足りません。
永続罠はその特性上効果が適用される段階で場に表側で存在することで初めて効果が適用されるのです。なので、リビデが効果適用前に破壊されるとクリスティアはフィールドに出てくることすら許されず、実質手札コスト1枚のみの神の警告となるのです。
ね、ちょっと興味湧きました?
2.自分が《リビングデッドの呼び声》を発動した場合
次は自分が発動した場合ですね。今度はちょっとテクニックが必要です。
まず汎用永続罠を1枚用意しておきます。《星遺物に眠る深層》《闇の増産工場》など、効果を使い終わっても場に残るものがオススメです。
続いて相手ターンでも自分ターンでも好きなタイミングで《邪気退散》を発動します。
相手が永続罠を発動したのにチェーンしてもいいですね。
そして、その後にチェーンを組む形で《リビングデッドの呼び声》を発動しましょう。この時、蘇生するモンスターは自分が破壊をして得をするモンスターがいいです。
今回は分かりやすく《ユベル》にしておきます。
こうすると、チェーン処理による逆順処理が起こり、1の時と全く逆の現象が起こります。
まずリビデの効果処理により、墓地から《ユベル》が蘇生されます。
その後、邪気退散の効果により、リビデが破壊されます。
そして一連の効果処理が終わったあとにユベルがリビデの効果により破壊されるのです。
察しのいい方はお気づきでしょう?これは複数蘇生カードを合わせればそれら全ての効果で同時に蘇生したモンスターが破壊されます。
そして同時に破壊された場合、何枚破壊されてもタイミングを逃しません。
なので今回みたいに「破壊された時に発動できる」ユベルの効果でもタイミングを逃さず発動できます。
しかもリビデの効果はチェーンの途中では処理されないので邪気退散がチェーン2以降で発動しても全ての処理が終わるまでは蘇生したモンスターを破壊する効果が適用されないのです。
ということで、切っても切れない関係なんですよ。便利でしょう?フリーチェーンでこんなことできるの他にないですよ、多分。
という訳で、今回はみんなご存知の汎用カード、《リビングデッドの呼び声》の紹介でした。
次回は未定ですが、今度はメタカードとしての性能について掘り下げたいと思います。
それでは次回でお会いしましょう。またね〜。